先に予告しておりました、学研まんが「NEW世界の歴史」第9巻が本日発売です。
12巻セットともに、Amazonさんでは一時的に在庫なしになってしまったようですね(^^;)
ありがたい限りです。
今回は内容について少し触れたいと思います。
時代は19世紀で、ヨーロッパの帝国主義で植民地が拡大していった頃です。
章立ては以下のようにしました。
1 ヴィクトリア即位とアヘン戦争
2 アロー号事件と太平天国の乱
3 インド大反乱
4 オスマン帝国の衰亡
5 ビスマルクとドイツ統一
6 セシル=ローズと南アフリカ
この時代は各地域の事件や出来事が、ヨーロッパの影響なしには起きえないところが大きな特徴です。
そのため、各章に共通した登場人物を入れ込んで、時間軸のつながりを感じられるようにしました。
また、登場人物はなるべく、歴史上実在した人だけで展開されています。メインのキャラクター以外でも知ってもらったり、興味を持って調べてもらえればと思ってのことです。
それから、前回日本の歴史版を担当したとき、学習まんがを読む人は一番何を求めているのかをレビューなどで研究したのですが、「この漫画を読むだけで勉強に必要な知識を得たい」という要望がわりと多いことを知りました。
そこで、ストーリー性は重視しながら、学習上重要なキーワードなどはなるべくはずさないようにして構成しました。そのため、大学受験や高校受験のために流れや重要な点を把握したいと思う学生さんにも利用してもらえると思います。
19世紀という時代柄、登場人物の人柄を表す資料も手に入ったため、そのあたりを表現しつつ楽しく読めるように作りました。多くに人に役立ててもらえるとうれしいです。